11月いっぱいで、猪苗代の畑作業は
いつ雪が降ってもいいように、片付けを済ませて、一段落。

農作業ができなくなる時期も、皆で集まれる時間を大事にします。

この日は「和紙」にまつわる体験。
これも、農作業の一環です。

訪れたのは、福島県東白川郡鮫川村。
「鮫川和紙の家」です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

300年から350年の歴史があると言われる、鮫川和紙ですが
生活様式の変化と、後継者不足により
今から約30年前、その歴史が途絶えてしまったそうです。

「和紙漉きの技術を継承したい
和紙の良さを後世に伝えたい」

この日の講師でもある、斎須寛一さんが、熱い想いを胸に
2006年、鮫川和紙の復活に挑み始めました。

p1040479

斎須先生のお話は、とても軽快で
話題も多く、そしてなにより優しくてあたたかい。

まるで、この薪ストーブのよう。

dsc00013

薪ストーブで沸かしたお湯は「柔らかい」そうです。

薪ストーブのようなお人柄の斎須先生にご指導いただき
「和紙で作るランプシェード」の体験が始まりました。

dsc00015

大きく膨らませた、風船を使って
丸いランプシェードを作ります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

風船に糊をぬり、白い和紙を貼り合わせていきます。
隙間ができないように、慎重な作業が続きます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

全体に和紙を貼ったら
色付きの和紙を重ねていきます。

dsc00071

もみじの葉を挟んだり
和紙をちぎって、模様を細工したり
ここからは、自由な発想と趣向で進めます。

二重に和紙を貼りつけたら、乾燥させます。

p1040460

限られた時間ですので、完全に乾かないまま
帰り道についたのですが
ご参加の皆さん、我が子を抱くように
大事に大事に持ち帰りました。

斎須先生から、和紙ができあがるまでの行程を伺うと
それはそれは、非常に大変で多くの手間がかかり
また、原料の性質上
作業は「寒い季節」が最も適しているそうです。

p1040417

和紙の持つ、独特な風合いとしなやかさ。
そして、温かみのある色合いと美しさ。

言わずと知れた日本が世界に誇れる伝統技術
「和紙」の魅力に引き込まれた1日となりました。